小学校の時YMOに出会い衝撃を受け、同じ頃マイケル・ジャクソンを聴きアメリカが津波となって押し寄せて来た。
80年代前半、BillBoardのヒットチャートから抜け出せなかった私は、ハードロックと言えばジャーニーとかヴァン・ヘイレンくらいしか耳にした事がなく、もっぱら当時流行っていたブリティッシュポップとYMO周辺のテクノを聞いていた。
高校に入りバンドを組むようになると、爆風スランプなんかをコピーしていた。 ここでもまだハードロックを本格的に聴くことはなかった。
高校卒業のころ、あるライブイベントで後輩のバンドと共演することになり、彼らが当時流行り始めていたLAメタルやオジー・オズボーンなんかをコピーしていた。
彼らの演奏は"極上"ではなかったが、難しい楽曲になんとか食らいついていた。
この"なんとか食らいついていた"様が、何故か私のハートに突き刺さってしまったのだ。
プロミュージシャンのパーフェクトプレイを聴くのも勿論楽しいが、リズムが悪かったり、ミスタッチがあっても、バンドが一つの方向に向かって、グイグイ猛進していくスリリングな感じが、ハードロック本来の醍醐味なのかな。
それから、狂ったようにハードロックを聴いた。
90年代のパンクブームでハードロックミュージシャンが生りを潜めてしまったせいもあって、30歳を超えたあたりから、ハードロックを徐々に聴かなくなっていった。
先日、会社の同僚と昼食をとっているときに、YOU TUBEでおもしろいムービーがあるという話を聞いた。 家に帰って、早速その映像を見てみた。 高校生の時、後輩のバンドに出会ったときの衝撃が蘇って来た。
これを見てから、ヴァン・ヘイレンを1stから全アルバムを聴き直した。
「メタル布教活動として・・・」とタイトルがついているが、このコンテンツの最大の効果は、布教ではなく、ハードロックを忘れていたおじさん達を、再び呼び戻すというところにあるように思う。
現に、これを見せた数人のおじさん達は、ティンエイジャーだった時のバンド話を楽しそうに始めたし、「今度みんなでスタジオ入ろうか」なんて言い出す始末(笑)