2008/08/08

開会式2時間前

帰宅するために19:04発のバスに乗り込む。
最近はエコ対策で、バス停に停車しているときはエンジンを停止しているため、車内は大変暑い。
座席を求めて早めに乗り込めば、座れはするものの、この不快な時間を長く過ごすことになる。
この時は列の7番目に並んだので、座れはしたがのパターン。

5分ほどじっと待っていると、ようやくエンジンがかかり、送風口から冷気が吹き出してきた。
この頃になると、座席は埋まり、通路にはつり革につかまっている人もいる。

バスが動き出す直前に、2人連れの女性が乗り込んできた。
料金の支払いを待たずにバスは動き出した。
2人は精算をすませると、立って乗車している人たちをかき分けて、私の座っている車体後部に移動してきた。
それまで気がつかなかったが、私の右斜め前の、二人掛けのシートが空いていた。
2人はその座席に座ろうとするが、何故か躊躇している。そして、諦めて通路のつり革につかまった。
ゲロでもあるのか、シートが濡れているのか何かと思った。

よくよく見ると、中にボウリング玉でも入っているかのような、膨れたリュックサックがシートの足下に置かれていた。
あの2人はこれを見て着座するのをためらったのだろう。

しかし、気味が悪い。
私の隣に座っていた初老の男性も同じ気持ちだったのだろう。
「運転手に言った方がいいよね」と誰に言う訳でもなく呟くと、すっと立って運転席まで行き運転手に報告をしていた。
どういう言い方をしたのか知らないが、幾つかバス停に停車しても、運転手はこの不審物を処理する気配が全くない。
私の中では、
「北京オリンピックの開催を数時間後に控えた東京で、一般市民30人を巻き込むバス爆破テロ」
という思いがどんどん大きくなっていき、とても恐ろしくなった。
ロンドンのバス爆破テロのときの映像が頭をよぎる。
あまりの恐ろしさに道のりの半分ほど来たところで、ついにバスを降りた。

その後、蒸し暑いバス停で、次のバスを15分待ち帰宅した。
結局、最初に乗ったバスは無事で、膨れたリュックは単なる忘れ物だったのだろう。

しかし、あまりに危機意識がなさすぎる。
・座ろうとしたが、荷物に気がつき放置した2人組。
・乗客から不審物の通報があったにもかかわらず放置した運転手。
・途中で荷物に気づいたが無視してその座席に座ったオネーさん。
・その他、不審物に気づいていたが、何もしなかった乗客達。

それとも、私が小心者すぎるのか?