私はカシオペアが大好きだ。
というと、ヲタを見るような目で見られる。
70年代後半のカレッジシーンではサザンなど足元にも及ばない人気バンドで、大学在学中から海外のジャズフェスに出演し、メジャーデビューしてからも、アルバムが欧米チャートにランキングされる程、海外では評価が高いバンドである。
それが日本ではなぜこうなんだ?
野呂一生がヒゲを伸ばし始めたから?
向谷実が鉄男だってバレたから?
櫻井哲夫のダンスがぎこちないから?
神保彰がナヨナヨしてるから?
そもそも日本ではインストの評価が低すぎる。
大多数の日本人は、歌詞がないことのイメージの広がりや、ミュージシャン同士が極限状態でぶつかり合うスリルを楽しむとういう概念が欠如している。
学校ではクラシック音楽と唱歌だけを「正しい音楽」として押しつけ、テレビから流れてくるのは七五調のポップソング。このようなものを永延と刷り込まれ続け、いつしか「オレ、カシオペアが好きなんだ」なんてヤツを見ると、そんなものは一部の変わり者が聴く音楽だと言わんばかりの眼差しで見るんだ。
あんなバンドが日本から出現する奇跡が再び起こるのだろうか。
いつからこんな窮屈な国になったのだろう。