2007/09/15

一瞬の澱みなのか

ほとんど読書をしない私が、久しぶりに読み切った本。
もう牛を食べても安心か (文春新書)
タイトル通り、BSEを題材にしていて、ポリティカルな内容はそこそこに、生物が他の生物を摂食するとはどういう事なのかが、わかりやすく書かれている。
 
1930年頃、シェーンハイマーが行った、放射性同位を利用したタンパク質の流れの調査で分かったこと。
「分子のレベル、原子のレベルでは、私たちの身体は数時間のうちに入れ換わっており、「実体」と呼べるものは何も無い。そこにあるのは流れだけなのである。」
 
地球上の元素量はほぼ一定量を保ち続けていて、常に流れ続ける。
その流れの一瞬の澱み、それが生きているということらしい。
 
そして、その流れを人為的に操作しようとした結果がBSEを引き起こしたりするんだと。
 
全ては動的平衡の中にある。
なっとく。私が考えているエコロジーの形に近いな。
 
思い上がるな人間という名の元素の澱み。ってことだな。