2007/02/11

田舎者というマジョリティー

私は、ある一定の年齢に達し、都市で生活するようになると、清涼飲料水を合言葉に素晴らしいコミュニティーを構成できると本気で信じていた。     80年代の10代の田舎者達のほとんどは、きっとそう思っていたに違いない。 自分の年齢と、今いる場所では起こりえない状況が、15秒CMのなかでキラキラと映し出されている。 “さわやかエヴリデイ”なのである。 実際は、何とか都市で生活できるようになっても、侘しくて埃っぽい毎日で、“さわやかエヴリデイ”が嘘であることを体感することになる。   今、全国の若者がこのCMを見ても「キモイ」「ウザイ」の一言で終わりだろう。 そう、世界中が同じ情報を共有している世界では、“さわやかエヴリデイ”が嘘であることがすぐにわかってしまう。   ある商品をプロモーションするときには、田舎者に訴求すれば良かったのだ。なぜなら、人口のほとんどが田舎者だからだ。 田舎者が憧れる物など、都市で生活していれば手に取るようにわかった。   今、田舎者というマジョリティーが消滅してしまったので、単純な方程式ではプロモーションがしにくくなった。