かつて、子供が大嫌いだった。
自分の行く手にチョロチョロとされるだけで嫌だった。話しかけられるなんてのはもっと最悪だ。
公共の場で泣きわめいてる子供がいると、頭の中が破壊的な妄想で一杯になり、周囲の景色が見えなくなる。
原始的な動物のオスはこんなもんだ。
それが、今は子供が可愛くてしょうがない。
二人目の子供が生まれてから、自分の子供に限らず、全ての子供たちが可愛いとおもう。
子供が嫌いだったのは、自分が子供だったからなのか。
好きになったのは、子供よりも大人になったからか、子供を作ったせいでエステステロンの呪縛が緩くなったのか。。。
いずれにしても、母性の強い女性的である近代的なオスになったわけだ。
さて、クリエーターとしてはこの変質はどうなのだろう。
創造物は、破壊的で暴力的で野性味があるものほど面白いと考える。
母性的で平和的で洗練されたものは、美しいかもしれないが決して面白くない。
(当然個人差があるし、自分自信が男性と言うこともあるが)
私が尊敬するアーティストは全て原始的な感情が吹き出ている男性だ。
彼らは、破壊的でエロティックな原始的感情を、近代的なロジックでかろうじて形成できるテクニックを持つ者なのだ。
子供が可愛いなんて事を考えていると、制作活動に支障をきたす。
制作活動が調子がいいときは子供が邪魔に見える。
二児の父であり、クリエーターの男はどこへ向かうべきなのか。