2006/12/25

日本人のクリスマス

カンニングの中島氏が亡くなった。 青島幸生が亡くなった。 岸田今日子が亡くなった。 M-1で大勢の芸人が負けた。 実家の猫が19年の生涯を閉じた。 取引先の経理の女性が車に接触した。 息子が水疱瘡にかかった。   12月25日に都合よくハッピーになれるわけがない。 思いもよらず望まない状況になってしまう人だって大勢いる。   その昔日本人は、持たざる者がマジョリティーだった。 幸せを手にしたものは、持たざる者への配慮を欠かさなかった。  
自宅のエクステリアにキャバレーのような電飾を付ける輩が増えている。 いったい何をしたいのだろう。道行く人々に何を訴えたいのだろう。 中島氏や青島幸生や岸田今日子の家族だって、M-1で負けた芸人だってそこを通るかもしれない。去年のクリスマスのように楽しく過ごせるわけがないのに。もう二度と体験できないクリスマスを思い出し涙に暮れるだろうに。   待たざる者へ配慮せよ。 貴様らが勝ち取ったものを分け与える気がないのなら、せめて持たざる者に気づかれないようにこっそりと味わえ。 そしてクリスマスを祝う宗教の信者たちよ。おまえらの神に代わって、待たざる者のもとへ行き分け与えろ。暖かい教会で待つのは冷たいICONだけでいいのだ。