私のクライアントがこの年末で会社をたたむことになった。
今日はその会社での最後の打ち合わせ。
社内には人気が無く、いつも90年代のJPOPがながれ、社員の笑い声が聞こえていたそこは静まりかえっていた。
梱包された段ボールは部屋の片隅に積まれ、通販チャンネルで放映されるパイロットVTRを見たテレビも、台から下ろされ床に転がっていた。打ち合わせスペースにある半円形の出窓には、販売していたブランドもののバッグはもう無く、そこにはうっすら砂埃が浮いている。
全てのものが永遠じゃないのはわかっていても、消えゆく現場に立ち会うのは何とも切ない。
分解から再生への力になれたらと思う。